詳細： LPレコードプレス。2018年発売。アレラ・ダイアンが待望の新作『Cusp』でカムバック。2013年に発表し、批評家から絶賛された『About Farewell』に続く作品。どちらのアルバムも愛から生まれたと言えるが、『Cusp』は愛の最も純粋で複雑な側面を描いていると言えるだろう。音楽において、女性が経験し得る最も大きな変容をもたらす経験の一つは、同時に暗黙の芸術的タブーでもある。「どうしても子供を産みたいなら、産んでもいい」。しかし、お願いだから、そのことについて歌を書いてはいけない。オレゴン州ポートランドを拠点とするシンガーソングライター、アレラ・ダイアンは、この現状に疑問を抱いている。「この音楽は母性についてなんです」とアレラは『Cusp』について語る。「そう言うだけで、人々は見向きもしないような気がします。女性として、私たちの音楽はセックスアピールで売られています。女性が外見にとらわれずに活動できる場所が不足しているんです。私は、そういう問題について議論したいと思っています」 『Cusp』は、アレラが母親になってから初めて一人で、オレゴン州カルデラで3週間のアーティスト・レジデンス中に滞在していた雪深い森の奥深くにある小さな小屋で、2016年1月に書かれた。親指の骨折をきっかけに、アレラの特徴的な指弾きはグランドピアノでの作曲に取って代わられ、新しいものと向き合い恋に落ちることでのみ得られるエネルギーに突き動かされた、彼女のキャリアの中で最もピアノに突き動かされたアルバムとなった。『Cusp』は生命を創造することの重みと美しさを探求しており、アレラは母親として女性としての視点から逸脱することを拒否している。『Cusp』はフローラ・プレイバックで録音され、ピーター・M・マレーがプロデュース、ノア・ジョージソンがミックスを担当した。アルバムには、ライアン・フランチェスコーニ（ジョアンナ・ニューサム）、ロブ・バーガー（アイアン・アンド・ワイン）、ピーター・ブロデリック、ヘザー・ウッズ・ブロデリック（シャロン・ヴァン・エッテン）、ルーク・イドスティ（ブラインド・パイロット）、ダニエル・ハント（ネコ・ケース）も参加している。