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同じくグラミー賞受賞者のジョー・ヘンリー（ボニー・レイット、リアノン・ギデンズ）がプロデュースし、アリソン・ラッセルとマディソン・カニンガムがゲスト参加した『エイジ・オブ・アパシー』では、オドノヴァンの詩的なイメージと型破りなまでに魅惑的なメロディーの才能が、デジタル時代の感覚を鈍らせる猛攻撃に立ち向かう中で、満開に開花している。シンフォニックなアレンジメントが彼女の卓越した技巧を余すところなく示し、エイフェは反抗とラディカルな愛を歌い上げ、現代において最も重要なソングライターの一人であることを改めて証明している。

オドノヴァンは、フロリダ州ウィンターパークにあるフルセイル大学とのユニークな契約に基づき、『エイジ・オブ・アパシー』をレコーディングした。グラミー賞ノミネート経験を持つエンジニア、ダレン・シュナイダー（ディープ・パープル、コリン・ホーソーン、トリヴィアム）と共に、毎日何時間も同大学のスタジオでレコーディングを行い、ヘンリーとは完全にリモートで共同作業を行った。これまでのアルバムはツアーの合間にアドレナリン全開で作曲・レコーディングされていたが、『エイジ・オブ・アパシー』はより慎重かつ計画的に制作された。これは、コロナ禍の静寂の中での貴重な希望の光と言えるだろう。

オドノヴァンは、このルーティンを解放的なものと感じていた。特にベースのデイヴィッド・ピルチとドラマーのジェイ・ベルローズとの遠隔コラボレーションは、楽曲の構成に予想外のリズムとテクスチャをもたらし、オドノヴァンのサウンドをより広がりのある形へと変化させることができた。そしてジョー・ヘンリーの熟練した指導のもと、彼女は夢心地で豊かにオーケストレーションされた、しかし決して過剰な装飾のない音世界を築き上げ、それが『エイジ・オブ・アパシー』に独特の包み込むような美学を与えている。

エイジ・オブ・アパシー CD