詳細：バーバラ・ハワードの『オン・ザ・ライズ』は、単なるレア・ソウルLPではありません。それはラブストーリーであり、夢であり、ブレイクへの挑戦でした。バーバラは確かにスターになることはありませんでしたが、ある曲はレアなソウルやファンクのDJセットで定番となり、バーバラ・ハワードへの関心は水面下で高まり続けました。そして運命のいたずらか、2016年、このLPの未開封コピーがオハイオ州ラブランドのPlaid Room Recordsに届き、彼女の物語と音楽の復活のきっかけとなりました。1968年、「オペレーション・ステップアップ」と呼ばれる地域活動と人材発掘プログラムの成果として、スティーブン・リースは地域活動を次のレベルに引き上げたいと考えました。この時、インディペンデント・レーベル設立のアイデアが頭に浮かびました。質の高いレコードを自主制作し、販売活動の成功を通してメジャーレーベルとの流通を獲得するという構想です。スティーブはバーバラ・ハワードを才能あるアーティストと見抜き、彼女のレコード制作に着手しました。様々なラジオフォーマットや市場（ゴスペル、ポップ、ソウル、ジャズなど）に展開できる、バラエティ豊かなトラックを収録したLPを制作するというアイデアでした。リリース後まもなく人気は低迷しましたが、スティーブとバーバラはその後まもなく結婚。これはソウルミュージック史上最もロマンチックな作品と言えるでしょう。「I Don't Want Your Love」は彼らがプロデュースした曲の中で唯一LPに収録されなかった曲です。だからこそ、このディープなファンク・バンガーを再び世に送り出すことができ、大変誇りに思います！