詳細:ジャズサックス奏者兼フルート奏者、チャーリー・マリアーノによる1970年のアルバムのCD再発。チャーリー・マリアーノの重要なエレクトリック・セッション。バップ系の作品から、よりトリッピーでサイケデリックな影響を受けた作品へと転向した後に録音されたこのセッションは、当時のアメリカでの彼の数少ない作品の一つです。このレコードでは、チャーリーがソプラノとアルトサックスを担当し、パット・レビロ（エレクトリックピアノとオルガン）、トニー・レヴィン（ベース）、デイヴィッド・スピノッツァ（ギター）を含むグループが、リードに合わせて伸びやかでトリッピーなグルーヴを奏でます。ジャズと東洋の影響が混ざり合いながらも、全体的にまとまりがあり、同時期のマリアーノの他のレコードに見られるような過剰なまでの耽溺感はありません。チャーリーのソロは相変わらず冷徹だが、クラシック作品よりもずっと自由で、明らかにポスト・コルトレーンの影響を受けている。タイトルには「マドラス」、「ヒマラヤ」、「ヴァシ・ビンドゥ」、そしてアシャ・プルティがボーカルを担当した「ミラー」などがある。『Wounded Bird』、2006年。