詳細：プエルトリコで開催されたカンデラ・フェスティバルでの忘れられないラテン体験を経て、ラテン・ブギーのスペシャリスト、ヘラルド・フリシーナは、ミラノで制作を始め、サンファン旧市街で仕上げたトラックに「Calle de Candela」というタイトルをつけることを決意しました。プエルトリコ出身のパーカッショニスト、ヘクター・カルデロンとの貴重なコラボレーションをフィーチャーしたこのトラックは、古き良きデスカルガの雰囲気を現代的なクラブビートに融合させています。パブロ・ロドリゲスが自身のクラブ「カンデラ」で主催した芸術音楽フェスティバルでのDJセットでヘラルドがテストしたこのトラックは、プレイ開始と同時に観客の熱狂的な反応に迎えられました。タイトルは、5年間開催されてきたこのフェスティバルの精神へのオマージュとも言えるでしょう。その後、ミラノで追加パートと最終マスタリングが施され、完成しました。そして今、2007年春夏、世界中のダンスフロアを席巻する準備が整いました。キューバ出身のガブリエル・クレメンテとアレアンドロ・メルカド、ミラノ出身のジャズドラマー、マックス・フリアン、アルゼンチン出身のトランペット奏者ペペ・ラゴネーゼといった素晴らしいミュージシャンたちのクオリティの高さからも、このアルバムは確かなものと言えるでしょう。古典的なラテン音楽の構造が現代のビートに完璧に適応できることを証明しています。この12インチアルバムの価値を高めるため、ヘラルドは同じトラックの別バージョンを録音し、マウリツィオ・ヴェスパによるジャズ風のヴァイブス演奏を加えています。B面には、全く新しいトラック「Es Diferente」が収録されています。「Broken Beat」に目を向けるヘラルドとは一線を画し、リズムセッションは実に「壊れている」ように聞こえます。両トラックは、2007年後半にリリース予定の、フリシナが様々なレーベルのために手がけたリミックス集に未発表曲として収録されます。