詳細:グレッグ・アシュリーは長年にわたり、アメリカの大都市、郊外、田舎を旅し、自身の名義や、それ以前は黒魔術サイケ・カルト・バンド「ザ・グリス・グリス」名義でレコードをリリースしてきました。今回、ウエスタン・プレイボーイズとタッグを組んだこの新作には、テクニカラーのリオ・グランデ川のほとりが流れているのが感じられます。収録曲の多くは、ワルツ、カントリー・スウィング、そしてカウボーイ・ジョー・バブコックやハンク・ミルズといった黄金期のホンキートンク・ソングライターたちの楽曲を、グレッグが不屈の精神で解釈したものですが、エストラス・レコードが誇るガレージ・ロック・ニヒリスト、ザ・メーカーズのカバー曲もお忘れなく。この12インチEPは、バリー・ギフォードの小説に出てくる砂漠の辺境にある、古びたジューク・ジョイントのバンドのように、最初から最後まで、麻薬を吸ってばかりで、機知に富み、決して退屈することはありません。