詳細：カナダ出身のデュオ、ジャパンドロイドによる2017年リリース。ブライアン・キングとデヴィッド・プラウズからなるJapandroids。3枚目のアルバム『Near To The Wild Heart Of Life』は、2014年から2015年にかけてバンクーバー、トロント、ニューオーリンズ、メキシコシティで極秘裏に制作されました。レコーディングは主にバンクーバーのRain City Recordersで行われ、1曲「True Love And A Free Life Of Free Will」はケベック州モントリオールのGolden Ratioで録音されました。タイトル『Near To The Wild Heart Of Life』は、ジェイムズ・ジョイスの小説『若き芸術家の肖像』の一節「彼は孤独だった。誰にも顧みられず、幸せで、人生の荒々しい心に近かった」から取られています。前作『Post-Nothing』や『Celebration Rock』と同様に、このアルバムにも8曲が収録されています。これは、8曲という曲数が優れたロックンロールアルバムの標準的な基準だからです。『Post-Nothing』や『Celebration Rock』と同様に、このアルバムもLPのために特別に曲順が決められました。 『Near To The Wild Heart Of Life』では、A面（1～4曲目）とB面（5～7曲目）がそれぞれ独自の物語を紡ぎます。それらを一つにまとめると、さらに緩やかな物語が形作られ、B面の最後の曲（8曲目）はエピローグのような役割を果たします。『Celebration Rock』が何かの集大成だとすれば、『Near To The Wild Heart Of Life』はまた別の何かの始まりと言えるでしょう。