詳細： LPレコード。未完成音楽、第1弾：トゥー・ヴァージンズ - 恋に落ちる音そのものが、恋という概念と同じくらい抽象的で主観的でループ的なものであることがわかった。オノ・ヨーコとジョン・レノンは歴史に残る偉大な恋人同士であり、トゥー・ヴァージンズはこの二人がリアルタイムで恋に落ちる様子を記録した作品だ。このアルバムは、1968年春のある週末にレノンのケンウッドの自宅で録音された、奇妙で素晴らしい組曲である。遠くで交わされる会話、喜劇的なロールプレイングと足音、笑い声、鳥のさえずり、ピアノの音、ばかげた歌と空間、テープの遅延によって伸びる悲鳴、低音、そして月まで届くうめき声。オノとレノンが裸で並んでいる、今や象徴的なジャケットにもかかわらず、トゥー・ヴァージンズには安全なところは何一つない。 1969年当時と同様に、今日、アーティストがポップカルチャーというより広い世界で議論を交わすのは、リスクを伴う行動と言えるでしょう。しかし、これは、実験、インスピレーション、そして遊び心について、そしてそれを称える、居心地の悪いほどプライベートな二人の対話です。そして、この二人の魂は、勇気をもって私たちに鍵穴からのぞかせてくれるのです。