詳細： LPレコードプレス。2023年発売。ジョシュ・リッターは宇宙探査について深く考えてきた。彼の魅惑的なアルバム『Spectral Lines』とは全く関係ないように見えるが、ある意味、本当に関係している。「ボイジャー宇宙船は1977年に打ち上げられ、今や誰も行ったことのない場所に到達し、様々なメッセージを送り返している」とリッターは語る。「曲には、そういう小さな方法でそういう働きがあると思うんだ。彼らは探査機だ。世界に旅立ち、時には彼らから話を聞くこともあるけれど、実際には、彼らは独りで進んでいくんだ」。リッターもまた、雰囲気があり印象派的な10曲という形でメッセージを送っている。最近打ち上げられたウェッブ望遠鏡や、はるか昔のボイジャーのように、彼は生命の兆候を探し、この無限の宇宙に普遍的に感じられる何か、共通性を求めている。 11枚目のアルバム『Spectral Lines』では、リッターのこれまでの作品の枠を超えた楽曲群の中に、そうした共通の体験が見出されている。長年のコラボレーターであるサム・カシラーをプロデューサーに迎えてレコーディングされたこのアルバムは、愛、献身、そして互いと自分自身との繋がりの意味を深く掘り下げ、驚きと光に満ちた作品となっている。「どんな形であれ、私たちが互いに持つ最も基本的で共通の体験を共有することは重要だと思う」と彼は語る。「まさに今、私たちが本当に本当に必要としているのは、まさにそれだ」