詳細:史上最もファンキーでクリエイティブなオルガン奏者のひとり、ロニー・スミス博士は、アルトサックス奏者のルー・ドナルドソンによって初めてブルーノートに迎えられました。ドナルドソンは、このB3の名手であるスミスを、1960年代後半のソウルジャズの名曲、アリゲーター・ボガルー、ミスター・シング・ア・リング、ミッドナイト・クリーパーなどでフィーチャーしました。スミスはブルーノートと契約し、1968年のレーベルデビュー作『Think!』を皮切りに、自ら率いる活動を開始しました。1969年1月、スミスはヴァン・ゲルダー・スタジオに戻り、リー・モーガン（トランペット）、ジュリアン・プリースター（トロンボーン）、ベニー・モーピン（テナーサックス）の3ホーンをフロントラインに迎え、迫力あるダイナミックな6人編成のバンドで続く『Turning Point』をレコーディングしました。リズムセクションにはギタリストのメルビン・スパークスが参加し、レオ・モリス（別名イドリス・ムハマド）の力強いドラムがそれを支えています。フランシス・ウルフがプロデュースした5曲入りのセットは、ドン・コヴェイの「シー・ソー」のハードグルーヴ感あふれるカバーで幕を開けます。この曲は前年にアレサ・フランクリンがヒットさせたものです。その他の選りすぐりのカバーには、タイタス​​・ターナーとボビー・ロビンソンによる「ピープル・シュア・アクト・ファニー」のゆったりとしたバージョンや、ビートルズの「エリナー・リグビー」の独創的なリワークなどがあり、レノン＝マッカートニーの名曲にソウルの要素をたっぷりと注入しています。アルバムはスミスのオリジナル曲2曲で締めくくられ、燃え上がるような「スロー・ハイ」と、スミスによるルバートのイントロダクションで最高潮に達する壮大なアルバム・クロージング・タイトル曲が収録されています。（ブルーノート・クラシック・ヴァイナル・エディションは、オリジナル・マスターテープからケヴィン・グレイがマスタリングを担当し、オプティマルで180グラムのヴァイナルにプレスされたステレオ・アナログ盤です。）