詳細： 70年代後半、クリーブランド出身の3人の正義の女性が、オハイオ州の何でも屋、ルー・ラグランドと短期間パートナーシップを結んだ。当時のお決まりのボーカルコンボとは異なり、リリー・ピアソン、アネット・ウォーレン、アヴェッタ・ヘンリーが状況に応じてリードボーカルを交代した。ラグランド中心の宣伝活動がコンサート出演を妨げたことでラブ・アップルは解散し、このリハーサルテープはトーマス・ボディが大切にしていたイーストサイドのスタジオのローファイな空間に残されたままとなった。ベースがなく、まばらな楽器編成（ギターとピアノはルー、ドラムはホット・チョコレートのトニー・ロバーソンのみ）が各ボーカリストの才能を際立たせ、その過程でラグランドの最も優れたソングライティングのいくつかを披露している。どのテイクでも、ラグランドがオーディブルを呼んだり、歌手に同じ部分を繰り返すよう指示したり、ボーカルミックスに彼自身の甘いテナーを加えたりしているのが聞こえる。決してリリースを意図していなかった『Love Apple』の6曲のスケッチは『I Travel Alone』の完璧な伴奏であり、ラグランドのユニークな音楽的ビジョンをより鮮明に表現している。