詳細：ロンドンで最もエキサイティングなバンドの一つ、ニュー・リージェンシー・オーケストラのデビューアルバムを発表。18人編成のアフロキューバン・ビッグバンドは、1950年代のニューヨークの音楽のるつぼにインスピレーションを受けながらも、ロンドン屈指のラテン＆ジャズ・ミュージシャンたちのパンチとパワーを存分に発揮。楽曲に新たな息吹を吹き込んだこのアルバムは、黄金時代の名曲の数々を現代に蘇らせます。1950年代初頭のルネ・エルナンデスやティト・プエンテから、1970年代のラファエル・ラバスタやオーランド・マリンによるサルサまで、鮮烈なプロデュースと演奏で彩られています。 NROは、芸術監督であり、トータル・リフレッシュメント・センターとチャーチ・オブ・サウンドの創設者でもあるレックス・ブロンディンの構想から生まれました。長年ジャズに情熱を注いできたレックスは、アフロキューバン・ジャズのゴッドファーザー、マリオ・バウザを通して、1940年代半ばのニューヨークで爆発的なアフロキューバン・リズムを発見しました。ディジー・ガレスピーやチャーリー・パーカーといったジャズ界の巨匠たちが、マチートやチャノ・ポソといったキューバの巨匠たちと力を合わせ、創造性とエネルギーが融合した時代です。この活気に満ちたサウンドは踊るための音楽となり、自由と表現の形成の場として、シーンの発展の鍵となったニューヨーク・パラディアムに定着しました。 ダンスミュージックに重点を置いた編成ではあったものの、初期の音源は現代のクラブではあまり聴かれておらず、レックスは彼らの物語を現代的なダイナミズムで語り直すことを夢見ていました。そして、ある幸運が重なり、新しいフェスティバルへの出演枠が空きました。レックスはこのアイデアを実現するチャンスに飛びつき、18人編成のビッグバンドが、愛されてきた楽曲に新たな息吹を吹き込んだのです。 ロンドン屈指の才能を持つレックスと、コモ・ノで名を馳せた共同キャプテンのアンディ・ウッドは、その専門知識を活かして世界クラスの才能溢れるラインナップを作り上げました。音楽監督兼バンドリーダーにエリアネ・コレアを迎え、流動的でメンバーの入れ替わりが激しい18人編成のバンドが結成されました。 このアルバムは、時代を超えたアフロキューバンジャズの名曲を厳選し、NROの奔放なエネルギーで再構築した作品です。アンセミックなホーン・スタブが印象的な「Pregon」や、中毒性のあるヘッド・ノッド・バウンスが特徴の「Mambo Rama」を含む10曲の素晴らしいインストゥルメンタル曲に加え、「Papa Boco」と「Labasta Llego」の2曲の熱烈なボーカルナンバーを収録。ヘビー級のリズムセクションとホーン・ウォールを組み合わせ、ティト・プエンテ、チコ・オファリル、ルネ・エルナンデス、そしてラファエル・ラバスタといった名曲に新鮮な解釈を加えています。 ティト・プエンテの『マンボ・ラマ』や『スカーレット・マンボ』といった曲は、ドラムとベースシンセが追加されたため、ジムで鍛えたようなサウンドに聞こえるかもしれません。一方、『サヒブ・アンド・ティト』は、ティトの『マンボ・ブダ』とサヒブ・シハブの『ヌス』をミックスしたような曲です。私たちの意図は、この素晴らしい音楽の革新者や発明者たちに敬意を表し、その功績を称えることにあります。同時に、ロンドンの新しいジャズシーンがラテンアメリカのミュージシャンや周囲の音楽的影響と繋がるこの街から、特別な何かを届けることです。 この純粋な集団の喜び、共有された経験、そして音楽に、あなたは動かずにはいられません。