詳細:ついに、ニルス・フラームの名盤アルバム「the Bells」がデラックス版で初のアナログレコード化。3曲の限定ボーナストラックを収録したアルバムダウンロードコード付き。キャリア初期のミュージシャンとしては、フラームは驚くほど洗練されたコントロールと抑制の感覚を作品に示し、フォー・テットやトム・ヨークを含む多くのファンの心を掴んでいます。以前のソロピアノ作品「Wintermusik」(ERATP 018 CD/LP)や「the Bells」(ERATP 021 CD)の評価が高まる中、2011年にはこれまでで最も評価の高いアルバム「Felt」(ERATP 033 CD/LP)がリリースされました。2008年後半、ピーター・ブロデリックはニルスにピアノ即興演奏の新しいアルバムのレコーディングを依頼し、その結果が「the Bells」です。このたび、Erased Tapesよりついにアナログレコード版が発売されます。一見すると完全に計画され作曲された作品群のように見えるこの曲群の最も驚くべき点は、実は即興演奏だったという事実でしょう。二人の友人は、メロディー、作曲、演奏の全てにおいて卓越した技量を持ち、圧倒的な効果を生み出すという点で共通点を持っています。謙虚なブロデリック氏はこう語っています。「呆然と横たわりながら、10年かけて素晴らしいピアノ曲を書こうとしても、これらの即興演奏の半分にも及ばないだろうと心の中で思ったのを覚えています！」ベルリンの中心部にある美しい古い教会を借りて2晩かけてレコーディングされたこのアルバムでは、ニルスは「ただ演奏した」だけで、ピーターは時折こう指示を出していた。「僕は『ド、ミ、ソの音だけを使って曲を作って』とか『僕がラップしているところを想像できる曲を作って』と言ったんだ…ある時はピアノの中に入り、弦を押さえながら『ピーターはピアノの中で死んだ』という曲を作ってほしいと頼んだこともあった」。こうして生まれた作品、ザ・ベルズには、同じような興奮と遊び心に満ちた雰囲気が漂っている。