1970年、若き新人監督ダリオ・アルジェント（『ディープ・レッド』『サスペリア』）は、『水晶の羽根を持つ鳥』でイタリア映画界に揺るぎない足跡を残した。この作品は、殺人ミステリースリラーのジャンル「ジャッロ」を再定義し、彼を一躍国際的なスターダムに押し上げた。ローマ在住のアメリカ人作家サム・ダルマス（トニー・ムサンテ『夜は我らがもの』）は、現代美術館で偶然、女性（エヴァ・レンツィ『ベルリンの葬送』）が暴行される現場を目撃する。助ける術もなく、彼は次第に事件に取り憑かれていく。その夜に見た何かが、ローマを恐怖に陥れる狂人の正体を知る鍵を握っていると確信した彼は、警察と並行して独自の捜査を開始する。自身と恋人ジュリア（スージー・ケンドール、『スパズモ』）の身に降りかかる危険を顧みず…。圧倒的な自信に満ちたデビュー作『水晶の羽根を持つ鳥』は、豪華な映像美と、独創的で残酷な暴力シーンへの情熱など、アルジェントの映画作品の重要な要素を確立している。ヴィットリオ・ストラーロ（『地獄の黙示録』）による豪華な撮影と、伝説の作曲家エンニオ・モリコーネ（『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』）による魅惑的な音楽。Arrow Videoによる最新4K Ultra HDプレゼンテーションで、この画期的な作品はかつてないほど映像も音も最高に輝いている！