詳細： LPレコード。tUnE-yArDsの前作『I can feel you creep into my private life』は、率直でポリフォニックなインディーミュージックの10年間の幕開けに、自己反省的な疑問符を突きつけた作品だった。2009年から2018年にかけて、tUnE-yArDs（メリルとパートナーでありコラボレーターでもあるネイト・ブレナー）は、批評家から絶賛された4枚のアルバムをリリースし、精力的に世界中を旅してライブを行い、ブーツ・ライリーのシュールレアリズム映画傑作『Sorry To Bother You』のサイケデリックな楽曲を作曲した。「私たちは本当に休みなく働き続けてきたんです」とメリルは振り返る。「そして、働き続けている間は、私が本当に信じていないあらゆるシステムに加担しているんです」。こうしたシステムと、その中での自身の役割を問いただすことで、メリルは深い悲しみに押しつぶされ、どう前に進めばいいのか分からなくなっていた。ビースティ・ボーイズの『Creative Quest』とクエストラブの『Creative Quest』にインスピレーションを受け、2人は突き進み、自宅のリハーサルスタジオで毎日何時間も「アスリートのように」ジャムセッションを始めた。コンピューター画面を捨て、生楽器（メリルがドラム、ネイトがベース）に切り替え、まもなく楽曲が完成していく。前作「I can feel you...」の歌詞は内省的だったが、「sketchy」ではメリルは自己省察と内省を、初期tUnE-yArDsの激しいトーンを彷彿とさせる大げさなスローガンとバランスよく融合させている。その結果、色彩豊かで喜びに満ちたアルバムが誕生し、歌詞は心に深く突き刺さる。「人々は楽しむため、感動するため、喜びを感じるために私たちのところに来ていることを思い出し始めた。そして、一緒にいれば、私たちは目覚めることができると思う。」