詳細： Up Around The Sunは、DIY/パンク界のレジェンド、ティム・カー（Big Boys、Poison 13）とオースティンのクローハマー・バンジョー奏者ジェリー・ヘイギンズによる新プロジェクトです。テキサスでの古き良き音楽セッションから生まれたこのコラボレーションは、一般の予想を覆し、アイルランドとテキサス・ヒル・カントリーのサウンドを融合させています。その強烈なインパクトは、アメリカのラジオDJから「ウィンダム・ヒルビリー」と称されるほどです。 まずはティムについて少し触れておきましょう。批評家たちは、ティムが所属していたバンドが、パンクファンクからグランジ、ガレージまで、あらゆる音楽の始まりに大きく貢献したと評しています。そして、それらのバンドは、良くも悪くも、今日のアメリカ・インディー・シーンにおいて重要な役割を果たしてきました。彼は、グレイス・ジョーンズ、パール・ジャム、ニルヴァーナ、フガジ、ブラック・フラッグ、アフリカ・バンバータ、Xなど、数え切れないほどのアーティストと共演しています。 2007年、ティムはオースティンに当時新しくオープンしたリオ・リタ・カクテル・バーでセッションを始めるよう依頼されました。エレキギターに頼るのをやめ、ボタンアコーディオンでアイリッシュの曲を演奏するようになりました。オースティンにはオールドタイム・ミュージックが盛んなため、セッションが注目を集めるまでに数ヶ月かかりました。ジェリー・ヘイギンズはこれらのセッションの常連となり、オースティンのフォーク・シーンではクローハマー・バンジョーの演奏でよく知られるようになりました。アップ・アラウンド・ザ・サンは、カーがヘイギンズにクローハマー奏法を学ぶためにバンジョーの曲をいくつか録音するよう依頼した2012年に正式にスタートしました。カーはジェリーのためにギターをトラックに重ね、ティムがどのように伴奏していたかを録音できるようにしました。 幸先の良いスタート以来、アップ・アラウンド・ザ・サンは3枚のアルバムをリリースしており、最新作は『ウォーター・バレー』です。彼らはハウスショーやアートギャラリーといった非伝統的な空間での演奏を好み、日本での頻繁なツアーで早くから名声を博しています。