詳細： 1950年代から60年代にかけて、シンシナティのレコーディングシーンはシド・ネイサンのキング・レーベルが席巻していました。キング・レーベルのR&Bカタログは、戦後のインディーズレーベルの中でも大きな存在となりました。その影に隠れていたのが、1954年にハリー・カールソンが設立した小規模なレーベル、フラタニティでした。高い評価を得ていたカールソンは、自身の保守的な音楽嗜好を反映したアーティスト陣の編成に着手し、数年後にはキャシー・カーやジミー・ドーシーの大ヒット曲を生み出し、このレーベルを一目置かれるインディーズレーベルとして確立しました。しかしここでは、フラタニティの音楽とは明らかに異なる、影響力のあるギターヒーロー、ロニー・マック、ソウルフルなガールズグループ、ザ・チャーメインズ、ブルージーなシンガー兼ギタリスト、アルバート・ワシントン、そして女性デュオ、2オブ・クラブスの作品にスポットライトを当てます。この古風な7インチ・ビニール・サンプラーにご興味をお持ちの方は、Ace Recordsカタログの他の場所で、これらのアーティストによるFraternityの他の録音を見つけることができます。しかし今は、60年代半ばのシンシナティ・サウンドの好例となる4曲をお楽しみいただけるチャンスです。